今だからこそ考える新しい部活動の形と野球界の未来

 野球の競技人口減少が叫ばれている今、現場の指導者たちはどのような考えを持っているのか。今回は、チーム減少を含め、多くの課題が残されているという中学軟式野球の現状を、群馬県高崎市立榛名中学校の野球部監督で、日本中学校体育連盟軟式野球競技部競技部長を務めている土屋好史先生に聞いた。

 前回の記事では、競技者減少と指導者減少に関する現状をお聞きしたが、指導者減少については、2017年4月に制度化された部活動指導員の普及がカギを握ると土屋先生は言う。

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記事へのコメント

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児島 かえ

コメント失礼いたします。 部活動において、子ども主体に指導して下さる先生がいる学校と、子どもより先生が勝ちたくて行き過ぎた指導や暴言、パワハラが常になっている学校とにわかれるかと思います。 子どもは教員が顧問であるが為に逃げ場がなく、言われるがままに練習するしかありません。「練習についてこられないなら辞めろ」と言うのも教育的配慮が全くないと感じます。 あくまで教育の一環ということを 忘れているような事例もたくさんあります。強ければ良いという時代錯誤の指導が嫌で硬式クラブチームに行ったり、保護者が部活動での野球はやらせたくないから出来ないという子どもも増えていると感じます。 野球人口の減少を食い止めるには 指導者の意識改革が必要なのではないでしょうか。 部活動は先生を選べません。 地域の学校にたまたまいた先生に教わるしかないのです。 3年間我慢すれば…と 中学校の野球部を卒業する親子は周りにもたくさんいます。 何か問題が起きたときに 教育委員会、市長、知事でさえも 意見できないという体勢を変える為 にも地域移行は必要だと考えます。