3年ぶりの開催! 第21回アンパイアスクール レポート(前編)

 

 Go(ゴー)!Stop(ストップ)!Call(コール)!…He’s out! 千葉県柏市のJR東日本野球部柏野球場で、総勢約60名の審判員たちの迫力ある声が響き渡った。新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となっていたアンパイアスクール(BFJ・NPB共催)が、3年ぶりに復活。Go-Stop-Callで響く審判員受講者の声には、このスクールの開催を待ち望んでいた思いが強く込められているようだ。




Go-Stop-Callのあと、1日目のカリキュラムは「ピボットの仕方とコーンドリル」「球審の基本動作」「1塁フォースプレイの見方」と続いた。プロアマ双方の講師の説明は大変きめ細かく、初心者から上級者まで役に立つ情報が満載だ。基本の確認はもちろんのこと、より見栄えよくジャッジを行うコツについても説明があった。またプロアマトップレベルの講師陣に、直接質問ができるのもこのスクールの魅力の一つ。例えば球審の基本動作では、受講者から「捕手が内角に構え、打者も本塁ベース寄りに立ち、通常のスロットポジションをとれないときにどうするか」という質問があった。投球をきちんと目で追える位置取りをするのは当然として、そのための方法については、講師によって少しずつ回答が異なるところが面白い。審判技術は基本が大切なことは当然として、上級になるには、臨機応変な対応・工夫も必要であることがわかる一幕であった。



この続きを見るには

この記事の続きは 会員登録(無料)が必要です。
会員登録(無料)が 完了するとお読みいただけます。

下記ボタンより登録してください。

記事へのコメント

  • シェアする