野球界の未来を全員で変える。子供たちが野球を楽しめる未来を。

 2021年、日本野球界悲願であったオリンピックの金メダルを獲得。そして2022年、日本野球界としてリスタートを切る一年を迎える。アマチュア野球も国際大会の再開が予定される中、全日本野球協会会長(代表理事)である山中正竹氏に特別インタビューを行った。


第五弾はBFJとして今後取り組んでいくプロジェクト、ビジョン、そして山中会長から野球界関係者に向けたメッセージを聞きました。



ー 2020年11月からスタートした公認野球指導者資格。今年は昨年できたU-12カテゴリーに加え、U-15カテゴリーが新設されました。

 指導者資格制度については、サッカー界との対比で何年も言及されてきました。さまざまな議論を重ねた上で、資格の付与をスタートさせたのですが、一つお伝えしたいのは指導に正解はなく、資格取得で学んだことは「参考」にして欲しいということ。指導者は誰がやっても良い。これは基本です。指導者資格制度のコンセプトは、指導者として自身の経験を押し付けるであったり子供たちに対してレベルの高い要求をしてしまったりしていませんか? 野球が嫌いになってしまうような言葉で指導したりしていませんか? という、あくまでも基本的なところの確認を目的としています。

 指導者資格というと、どうしても取得に対する煩わしさや取らなければならないというイメージがありましたが、今回は積極的に資格を持ちたいと考えている指導者が想像以上に多く、自分の考え方が新しい知識と比べてこれでいいのだろうかという探究心を持って取り組まれています。これには我々も応えなければならないと思っていますし、資格者資格制度はスタートから、非常に良い方向に進んでいると思います。そして、今後も当初の予定通りさらなるカテゴリーの増枠に向けて取り組んでいきたいです。


ー BFJ公認メディア「Homebase」

 ここまでこの連載で、発信することの必要性を語ってきましたが、全日本野球協会としての発信手段としてスタートさせたのが、この「Homebase〜日本野球の知と技の集積地〜」です。野球の素晴らしさ、野球の魅力、価値というものをわかりやすく伝え、理解してもらいたい思いで始めたものです。具体的には、野球の技術の紹介や審判についての解説など、野球に関わるさまざまなことの知のヒントを集積しており、関連情報の提供は多岐にわたります。これは、協会として発信を率先して進めて行きましょうという意思の現れでもあります。さらに、記事に対してコメント機能もつけていますのでみなさんのご意見をお聞ききする場ともなります。利用者の方々同士でのコミュニティ形成のお手伝いになればと思っています。

 時代や世代に合った方法で活発なコミュニティができれば、更に野球が楽しくなると思っていますので、ぜひ皆さんにこれを活用していただきたい。Homebaseからの情報を得るだけでなく、運営する事務局に対しても意見や知恵をいただきたいと思っています。「自分がこんなことやっています」でもいいです。現場の皆さんの声を拾い集められるツールとしても広げていきたいと思っています。


ー 野球関係者みんなで新しい野球界に

 新しい年のスタートということで、もうこれは常々申し上げていることですが、2022年も皆さんで野球を守り野球を育て楽しい野球界にしていきましょう。

 野球界の進化のために、それぞれの立場で何をすべきかを考えて取り組んでいただきたいです。

 指導者の方たちは選手に対して大きな影響力を持っているという自覚を持って、野球を正しく選手に教えて欲しい。また、審判員や記録員の方々のような選手を支える方々も大事なポジションだと思います。

 我々、大人たちがどんな行動をすれば野球の繁栄に繋がるのか。子供たちが喜んで野球をやってくれるのか。そんな大事な役割をひとりひとりが担っています。日本の野球がいつまでも輝き続ける。そんな野球界になるよう力を合わせて一緒になって取り組んでいきましょう。


記事へのコメント

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三井健聖

なるほど。 大人は「誰が主役か」を自覚して野球に関わってほしいということですね。 選手あっての指導者、現役あってのOB、野球少年少女あっての野球界ですね。