日本野球科学研究会では、野球競技の普及・発展のために科学的研究を促進し、情報を指導現場と研究者間で活発にすることを目的として活動しています。Homebaseでは、日本野球科学研究会運営委員会代表である平野裕一氏が研究会で発表された研究を元に、指導現場で広がって欲しい情報をご紹介いたします。
生まれ月が学業やスポーツの成績などに与える影響のことを「相対的年齢効果」といいます。日本では4月から翌年の3月までに生まれた子どもを一緒にして1学年としますので、同じ学年でも4~6月生まれの子どものほうが7月以降生まれの子どもよりも生まれてからの年月が長く、成長が進んでいることになります。そしてスポーツでは学年ごとのレース、学年ごとの対戦として試合が行われることが多いので、生まれ月が競技成績に影響してくるのです。
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