ロッテ安田尚憲の兄・亮太が語る家族の絆と野球への向き合い方

(2017年 三菱重工EAST・安田亮太さんを囲むご家族=中央、プロ入り前の尚憲さん=左、右は父・功さん)


 社会人野球・三菱重工Eastのチーム最年長、安田亮太捕手はロッテの安田尚憲選手を弟に持つ。12歳上の兄として背中を見せ続けてきた。自身は諦めたプロ野球への道だったが、夢を叶えた弟へ幼少期からかけ続けてきた言葉とは。また、父・功さんは大阪薫英女学院高の女子駅伝部を幾度も日本一へ導いた名監督。競技は違えども自身にとっても「大きな指導者だった」父から学んだことがあった。今年35歳、自身の経験を振り返りながら野球に一番必要な才能について語った。


 兄弟の夢はプロ野球選手だった。亮太選手はPL学園→明治大学と進み、夢を追うと同時に野球の競争社会の厳しさも味わっていた。だからこそ「競争は残酷。弟は野球をやらなくてもいいと思っていた」と話す。

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