甲子園だけが聖地ではない!学生野球の全国大会への道


 夏は全国大会シーズンである。7月には社会人野球の都市対抗野球が東京ドームで行われ、8月は全国高校野球選手権大会いわゆる「甲子園」が開催されている。野球シーズンはプロ野球で春から秋にかけてのイメージがあるが、例年、7・8月は学生が夏休みということもあり、多くの大会の全国大会や上部大会に当たる大会が全国各地で開催されている。

 Homebase事務局では、これらを整理する中で各大会の位置付けや歴史、実施背景を改めてまとめることとした。

 今回は、「公益財団法人日本学生野球協会(以下、学生野球協会)」に目を向ける。日本のアマチュア野球界は、全日本野球協会(BFJ)に加盟する3つの大きな野球組織から構成されている。社会人野球や硬式の少年野球などの連盟が集まる「公益財団法人日本野球連盟」、軟式野球の連盟である「公益財団法人全日本軟式野球連盟」、そして公益財団法人日本高等学校野球連盟(以下、高野連)・公益財団法人全日本大学野球連盟(以下、大学野球連盟)を傘下におく「学生野球協会」である。一般的な知名度としては、高野連が圧倒的に有名だが、この日本学生野球協会(以下、学生野球協会)が日本の学生野球を取りまとめているのである。しばしば、選手の商業利用問題で話題になる日本学生野球憲章もこの組織が制定している。



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