入学者の中に野球経験者が非常に少ないという大きな課題
ーーー新入部員は0人
今年は体験入部には来ていたんですが、最終的に部員として入った1年生はいなかったですね。運動部でいうと、今はどこも部員が少ないです。多くてもバスケットボール部が1チーム組めるくらい、サッカー部も1人、2人くらい、ソフトテニス部も男女あわせて4人とか。部活全体を見てもさほど変わりはないというか、そもそも学校全体でも部活動加入率が30%を切ってしまうくらいで、(他の高校と比べても)少ないかなと思っています。
ーーー部活動加入者減少の背景
一つ目は、金銭面の課題。部活動をやるとなった時の道具の準備を含めての難しさなのかなと。
あとはそもそもの部活動への意欲の低さ。それよりもすぐに家に帰ってとか、ゲームしている方が良い、友達と遊んでいる方が良い、とかに負けてしまう現状はあるかなという印象です。
ーーー連合チームが当たり前の世界
連合チームは今後もっと増えるかなと思います。本校も(単独の出場は)ちょっと目処が立たないというのがあるので、やっぱり単独を考えるよりかは連合でより良くどう戦っていくかにシフトチェンジといいますか。私も着任してからずっと連合チームですので、そこの連合の中でどう一つのチームになって相手に戦っていくか、それこそ単独チームに負けないチームづくりが必要になるかなと思います。
私自身もそうですし、これまでの経験でいったら、連合チームの方が少数で単独が基本ではあったんですが、実際この立場になってみて、現状今の学校で考えると連合チームが前提で、単独での大会出場はまた別の話というところで一般的な高校野球とは逆にはなっていますね。
(写真提供:横浜明朋高校 高信監督)
記事へのコメント