【PR】コンディションやフィジカルのデータを収集・蓄積して女子野球の新たなスタンダードを生み出す

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大阪府豊中市に所在する履正社高校女子野球部。

第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会ではベスト8、第23回全国高等学校女子硬式野球選抜大会では第3位​に輝くなど、輝かしい成績を残している女子高校野球の強豪チームだ。


2014年の創部以来、「日本一」という目標だけでなく、将来の日本を支える、また女子野球を支える一人となれるような人間形成や、未来の女子野球選手のためにも女子野球の新たな歴史の1ページを築いていけるような活動や取り組みを心がけている。そんな同チームの取り組みについて、監督の橘田(きった)氏に話を伺った。


(※本記事内の情報は、2023年1月時点のものとなります)


他ツールと比較して「入力が手軽」であることが導入の決め手


ー履正社高校女子野球部の構成について教えてください。


・選手人数/53名(1年生:19人、2年生16人、3年生18人)

・チームスタッフ構成/監督、部長、コーチ2名、トレーナー2名、メンタル講座担当1名


ーONE TAP SPORTS導入の経緯は?




初めは新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、毎日の検温や体調記録などのリスクマネジメントをするべく、ONE TAP SPORTSを導入しました。学校からグラウンドまでバスで移動していますが、起床時とバスに乗る前に検温を行い、熱がある選手や、検温や体調記録をしていない選手は練習や試合の参加を自粛してもらっていました。


選手のコンディショニングに関して、選手の体重やフィジカル測定の結果などを紙で記録しておりましたが、将来的なことを考えるとデータで蓄積していきたいと思っていました。もともと、私が履正社医療スポーツ専門学校の女子野球チームの監督時代に、他のコンディション管理ツールを使っていたことがありましたが、そのツールは学生たちが使いづらく思っていたため、高校生での活用の選択肢にはありませんでした。

しかし、ONE TAP SPORTSは利用している知人が高く評価していたので、感染症対策以外の機能も利用してみたところ、手軽でとても使いやすかったため、その他の機能も利用することを決めました。



ー現在利用しているONE TAP SPORTSの機能は?


現在は、コンディション機能、フィジカル機能、インジュリー機能、トリートメント機能、月経機能、感染症対策機能を利用しています。


過去利用していた他ツールと比較すると、入力の手軽さがとても良いですね。このようなツールは毎日継続して入力・蓄積していくことが重要なので、入力の手軽さは大事なポイントだと思います。


練習中に「立ち幅跳び」を測定し、客観データとしてRPE(主観データ)と両軸でコンディションを把握


ーONE TAP SPORTSにどんな項目を入力して見ているのでしょうか?




コンディション項目については、疲労感、睡眠時間、睡眠の質、体重、食欲、膝・臀部・腰・肘・肩・もも・ハムストリング・ふくらはぎ・足首の痛み/張りを選手に入力してもらっています。


疲労感や痛み/張りについては、病院に行くレベルを30、病院に行くほどではないが痛いレベルを40、というような指標を3年生が自発的に定義づけをして、データを入力しています。


一方で、疲労度を高く入力するとメンバーから外されるかもしれない、というような意識が少なからず選手にはあると思うので、主観的ではない数字も取りたいと思っています。そのため、毎回の練習で極力「立ち幅跳び」を測るようにしています。下半身のパワーと全身の連動性を把握することができるので、選手のコンディションを把握する客観的な指標の一つにしています。

その他にも、毎週火曜日に柔軟性のチェックをして、データを蓄積しています。


フィジカル項目に関しては、年によって測定する項目をブラッシュアップしながら、年に2回測定しています。

まだ全てのデータをONE TAP SPORTSに蓄積できていませんが、体組成や球速、スイングスピードなどのデータを「InBody(インボディ)」や「Rapsodo(ラプソード)」「PULSE THROW(パルススロー)」なども利用しながら取得しています。


インジュリーとトリートメント機能に関しては、トレーナーや鍼灸の先生、チームスタッフが、選手の怪我の情報や処置、施術内容、気をつけることなどを入力・蓄積しています。


また、スタッフのみが活用するだけでは選手の意識が変わらないので、選手の中にコンディション担当班を設けて、選手に入力のリマインドを行ったり、未入力の選手を内部で共有するようにしています。

キャプテンと副キャプテンも、各選手の怪我の状況や練習の参加状況なども把握できるようにしており、スタッフ・選手一体となってコンディショニングに取り組んでいます。


フィジカル測定データを蓄積して、女子高校野球のフィジカルスタンダードをつくる


ーONE TAP SPORTSに蓄積したデータをどのように活用しているのでしょうか?




ONE TAP SPORTS導入前は、選手のコンディションを把握するためには口頭でのコミュニケーションしか方法がありませんでしたが、今はデータで可視化されているので、疲労感や、睡眠の時間と質、肩や肘の痛みや張りを見ながら、トレーニングの内容を調整し、怪我のリスクを抑えています。

新しいトレーニングをした時に、どこにどんな痛みを感じているかも分かるので、トレーニング内容のPDCAにもつながっています。


また、フィジカル測定項目については、データを蓄積していくことで女子野球選手のフィジカルスタンダードをつくっていきたいと思っています。そもそもポジションが合っているのかはもちろん、日本代表になるような選手は子どものころから数値が高かったのか、高くなくてもチャンスがあるのか、目指すべき指標などがわかるといいなと思っています。


年代別での違いや、男子との違いなど、傾向値は見えてきていますし、年々選手のフィジカルも上がってきています。

全国高等学校女子硬式野球選手権大会も甲子園で決勝(春の決勝は東京ドーム)が行われるようになったことで、それがモチベーションとなり、以前は野球経験があってもほかの部活に行ってしまっていた子が野球を続けるようになっているので競技レベルが上がっているんだと思いますね。


ーONE TAP SPORTS導入によるメリットは?




これまで把握できなかったことが可視化されるのは大きなメリットだと感じています。

一例として、選手が毎日コンディションを入力することで、選手の睡眠時間がとても短いことがわかりました。睡眠時間はパフォーマンスに大きな影響を与えるので、しっかり睡眠を取るように選手に伝えています。

また、一人ひとりの入力項目を見ると、疲れの感じ方は人それぞれであるということに気づけたり、痛がりな子と痛がりじゃない子や、マメな子とマメじゃない子など、傾向や特性がわかるのは面白いですね。


ほかにも、チーム内での情報共有やコミュニケーションがやりやすくなりました。

我々のチームはトレーナーが複数人いたり、スタッフ数も多いので、それぞれが入力した怪我の情報や処置、施術内容、注意点などをスタッフ内で簡単に共有できるので、とても助かっています。スタッフと選手間でも、データを基に会話できるので、コミュニケーションがしやすくなっています。


また、怪我の情報を蓄積していくことで、怪我や部位ごとの頻度が簡単にわかるのは良いですね。春先は肉ばなれが多かったり、シーズン中は捻挫が多かったりというように傾向がわかってくるので、怪我予防のための対策ができるようになりました。


さまざまなデータを集約して、データのプラットフォームとして活用したい


ー今後、ONE TAP SPORTSをどのように使っていきたいですか?


まだ、全てのデータをONE TAP SPORTSに集約することができていないので、さまざまなデータを集約していきたいですね。この時期にこんな取り組みをやっていて、こんな結果だったから良かった/悪かったというような、チームや選手の分析を進めていきたいです。


また、先程もお話しましたが、履正社の女子野球部から女子野球のフィジカルスタンダードをつくっていきたいです。




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文/宮川雄希(ユーフォリア)

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