【PR】社会人野球日本一を目指すチームのコンディショニング意識を変えた取り組みとは?

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大阪府の強豪社会人野球チーム、NTT西日本野球部。

社会人最高峰の大会である、都市対抗野球大会に通算33回の出場を誇り、直近の第93回都市対抗野球大会へも出場するなど、アマチュア球界屈指の名門チームだ。2022年のスローガンとして「捲土重来(けんどちょうらい)」を掲げ、日本一を目指す同チームの「コンディション」に関する取り組みについて、チームをトレーナーとして支える沖浦 良一氏に話を伺った。


仕事や生活習慣など、社会人スポーツチームならではの見えない部分を可視化したい



― NTT西日本野球部の構成について教えてください。


・選手人数/28名(投手10名、捕手4名、内野手9名、外野手5名)

・チームスタッフ構成/監督、ヘッドコーチ、コーチ5名(選手兼任を含む)、マネージャー2名、トレーナー


ーONE TAP SPORTS導入の経緯は?


ONE TAP SPORTS導入以前は、体成分分析装置「InBody(インボディ)」とワイヤレスタイム計測デバイス「WITTY(ウィッティー)」でのタイム測定での数値管理と、毎朝の選手一人ひとりへの口頭での状態確認をもとに、選手のコンディション管理をしていました。ただ、これらのデータを横断して可視化したり、口頭での確認内容を数値化して蓄積することはできておらず、チームを強化していく上で課題意識を持っていました。


特に課題と感じていたのが、選手一人ひとりのセルフコンディショニング意識についてです。社会人野球の場合、選手は会社での仕事をしながら練習や試合に取り組むため、生活リズムや食事など、チームではコントロールできない部分が非常に多くあります。仕事が忙しかったり、十分な食事がとれなかったり、というようなことが重なり、ベストなコンディションを維持できない選手も多くいます。


そのため、選手一人ひとりがセルフコンディショニングしながら生活することがとても重要ですが、コンディション情報の可視化、数値化ができていないため、セルフコンディショニングに関する意識が上がらず、コンディション不良や怪我につながってしまうという状態でした。


また、選手のコンディション管理についても、トレーナーが私一人しかいないため、細かいケアなどが十分に行き届かず、口頭などでの確認だけでは選手のコンディションについて把握しきれない部分も多く、選手一人ひとりに寄り添ったケアができていない点を歯がゆく感じていました。


これらの課題を感じていた際に、ONE TAP SPORTSについて知り、我々が抱えていた課題を解決できると思い、具体的に話を聞いて導入を決めました。


コンディション不良の選手を早期に発見し、怪我による離脱防止や離脱期間の短縮に成功


ー現在利用しているONE TAP SPORTSの機能は?


現在は、コンディション機能、インジュリー機能、トリートメント機能、フィジカル機能を活用しています。フィジカル機能には、InBodyやWITTYで取得したデータも連携することで、ONE TAP SPORTSにすべての情報を集約しコンディション情報のデータベースとして活用するようにしています。


ーONE TAP SPORTSにどんな項目を入力して見ているのでしょうか?



コンディション項目では、疲労感、睡眠時間、睡眠の質、体重、前屈数値、ウエイトトレーニングを行なった有無、球数(※投手のみ)といった日々の状態をモニタリングするための情報と、全身の部位(首/肩/肘/手首/背中/腰/もも/ハムストリング/膝/ふくらはぎ/足首)の痛みや張りといった、ケガを未然に防ぐための身体情報を入力しています。


また、フィジカル項目では、InBodyやWITTYで取得したデータも連携しつつ、競技パフォーマンス向上のためのデータも管理しています。主に、体脂肪率・除脂肪体重、塁間測定(反応Time・塁間Time)、yo-yoテスト、6分間走、SAQ(T字、スクエア、サークル)、投手肩可動域といった項目を入力しています。


特に重要視している項目としては、主観的項目では疲労感、関節の痛み(肩、肘、腰)、客観的項目では睡眠時間、体重、体脂肪率、除脂肪体重、球数、塁間測定が挙げられます。選手の主観で入力してもらう項目と、客観的な数値項目をリンクさせながら、選手の状態を細かく把握するようにしています。


現在は、コンディション機能、インジュリー機能、トリートメント機能、フィジカル機能を活用しています。フィジカル機能には、InBodyやWITTYで取得したデータも連携することで、ONE TAP SPORTSにすべての情報を集約しコンディション情報のデータベースとして活用するようにしています。


ーONE TAP SPORTSに蓄積したデータをどのように活用しているのでしょうか?


公式戦に向けた選手のコンディション管理や、日々のトレーニング頻度や内容を決める際に参考にしています。社会人野球は公式戦がすべてトーナメント戦のため、連戦が続く過密なスケジュールの中でも最大限の力が発揮できるようにデータを活用しています。


また、日常から継続してモニタリングを行うことで、コンディションが悪い選手を見つけるのが早くなりました。過酷なトーナメントを少数精鋭で勝ち上がっていくことが求められるため、いかに離脱する選手を減らせるか、離脱する期間を短くできるかはとても重要なことです。コンディションが悪い選手を早期に見つけることで、ケガによる離脱の予防につながったり、軽症段階でのケアによって離脱の長期化リスクを減らせる点もデータ活用の強みだと考えています。


選手からトレーナーへコンディションに関する相談の量・質が変化してきた


ーONE TAP SPORTS導入で変わったことは?


選手一人ひとりのセルフコンディショニング意識は明確に向上しています。情報が可視化・数値化されたことで、選手が自分の身体に興味を持ち、セルフケアを積極的に行うようになりました。調子が良かった時のデータを参考に、次の試合へピークをもっていけるようコンディションを調整したり、「自分のベストな体重はこれくらいですか?」「今このような身体状態なので、食事はこれを摂った方がいいですか?」というように、選手から私に相談が来る回数が増えたり、相談内容の質も上がっています。


また、選手のコンディションに応じたトレーニングメニューをコーチ陣に対して提案する際のエビデンスとしても有効だと感じています。選手の主観に、客観的なデータを組み合わせることで、練習量の調整や、負荷を感じている部位に関するメニューを削るなど、こちらの提案の意図をコーチ陣に理解してもらえることが増えました。


コンディションデータが可視化・数値化されることで、説明・共有コストも大幅に削減することができているので、業務効率化という観点でも導入効果を実感しています。


ーONE TAP SPORTS導入後、選手からはどのような感想や反応がありましたか?


入力項目も多かったので、導入当初は正直ONE TAP SPORTS の利用には消極的な選手が多かったです。


しかし、入力を続けることで得られるものの多さを実感しているので、今ではONE TAP SPORTSにデータを入力することにネガティブな気持ちもなくなり、チーム全体で積極的に活用しています。今では、毎日入力を促す声かけを行い、現在では声をかけずとも選手間でアプリ入れたかどうか確認し合う習慣が定着しています。


パフォーマンスの最大化、「日本一になる」目標に向け、データ活用をさらに推進


ー今後、ONE TAP SPORTSをどのように使っていきたいですか?


今後も継続的にONE TAP SPORTSを活用して、目標である日本一に向けてチームをサポートしていきたいです。取得できる客観的なデータを増やし、選手の主観と照らし合わせることでチーム、選手のパフォーマンスを最大化していきたいですね。チームとしては、日本一を目指してチーム一丸となってがんばります。



文/宮川雄希(ユーフォリア)



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