審判が1番理解しておきたい!ジャッジをする上で必要なスポーツマンシップの心構え

 「スポーツマンシップ」はスポーツを行う上で重要な考え方ですが、審判員は公正なジャッジを行うときにスポーツマンシップはいらないのでしょうか?

ここでは、スポーツの審判を務める人なら知っておきたいスポーツマンシップの本当の意味。審判、そして野球に関わるすべての人に必要な心構えをご紹介位していきます。

みなさんは、スポーツマンという言葉をどのように認識しているでしょうか。運動ができる人という解釈されるケースもありますが、多くのスポーツが誕生したイギリスの辞書には、「スポーツを深く理解し、楽しむことができる人」「自立し信頼のおけるかっこいい人」という記述があります。

 スポーツという言葉はラテン語の「デポルターレ」が語源で、気晴らし、休養する、楽しむ、遊ぶという意味が含まれていることも影響していると思われます。

 またスポーツマンは、「good fellow」(よき仲間)という意味でも使われています。野球をはじめとするスポーツには、チームメイト、対戦相手、ゲームのルール、試合を円滑に進める審判が存在します。そのすべてが一体になって初めて、スポーツが成り立ちます。

 最近はスポーツマンシップという言葉も重要視されています。スポーツマンシップとは、スポーツマンになるための心構えとも言えるでしょう。スポーツは自ら決断して行動を起こさなければいけません。

また、どんな困難にも立ち向かい最後まで戦う勇気も必要となります。さらに、自らが楽しむことを忘れてはならないことです。これは、実際にプレーをする選手はもちろんですが、試合を進行する審判にもスポーツマンがいかなるものかを理解する必要があると思います。

なぜなら、ルールにのっとり試合を進行することも大切ですが、プレーしている選手全員が楽しめるようにコンダクトしていくことがアンパイアの最大の役割だからです。

 このスポーツマンシップにおいて、重要となるポイントが3つあります。「尊重」「勇気」「覚悟」です。

  1. 尊重は、仲間、相手、ルール、審判に敬意を払ってプレーすること。
  2. 勇気は、自ら責任を持って行動すること。
  3. 覚悟は、勝利を目指して、最後まで諦めずに戦うこと。そして自ら楽しみながら取り組むこと。

現在、審判として活躍している方はもちろんですが、審判を心がけている人にもこの3つの心構えを心に刻み込んでほしいと思います。

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