野球医学から見る身長を伸ばすためのトレーニングのヒント

 野球競技における選手育成を行う指導者にとって、子どもたちへの技術指導は去ることながら、育成年代の成長期に対する考え方は非常に重要になってくる。

もちろん低身長でもプロ野球で活躍する選手もいるが、同じ能力、レベルであれば高身長の方が伸び代があると判断されてしまうのもまた事実である。

高校、大学、そしてプロ野球と野球を続けていく上でも、体を大きくすることは一つの評価基準になりうるため、育成年代の指導時には身長にも気をつけたいところである。

今回は、野球専門医であるとして野球医学とスポーツ総合診療をテーマにしたベースボール&スポーツクリニックで、1年中スポーツ選手と向き合う馬見塚氏の経験と医学的見解から身長と育成年代のトレーニングの関連性について解説いただきます。


【馬見塚尚孝(まみづかなおたか)氏】

ベースボール&スポーツクリニック 野球医学センターベースボール&スポーツクリニック 野球医学センター長)

1993年 琉球大学卒業→ 1993年 筑波大学整形外科レジデント→ 2007年 筑波大学大学院修了 博士(医学)→ 2011年 筑波大学附属病院水戸地域医療センター講師→2019年 現職

 野球関係では2006年から筑波大学硬式野球部チームドクターや部長を歴任。大分舞鶴高校や筑波大学附属駒場高校兼大分市立大在中学校臨時コーチを経験し2020年から東京大学硬式野球部トレーニング担当を務める。

現在 Baseball clinic誌『野球医学』の教科書の毎月連載やNHK BS-1 ワースポ×MLBレギュラー出演中。

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