「Q&A 事例解説」では一般財団法人全日本野球協会に寄せられる多くの規則についてのご質問の中から、特によく頂く質問をピックアップ。ご質問に対する回答内容を皆さんと共有することで皆さんの理解を深めていただくことを目的としています。 ぜひ、ルールの深掘りにご活用ください。
▼質問内容
際どいタッグプレイの際、私が教わったのは、然るべき位置で静止してタッグを見ると教わりました。しかし、プロ野球中継などを見ると、動きながら見ている(どのように表現すればいいか分かりませんが、タッグする選手の後ろの方に回り込みながらタッグを確認している)のが散見されます。
これは、プロの審判だからできる技なのでしょうか。
▼回答内容
タッグプレイに限らず、あらゆるプレイに対しては、必ず止まって見ることが大原則です。
また、2022公認野球規則の審判員に対する一般指示(P132~133)には、“あらゆるプレイについて最もよい位置をとる” ことが、審判員にとっては最も大切なことであると書かれています。
プロ野球の審判が、回り込みながらタッグプレイを判定しているのが散見されるとのことですが、プロの審判員にとっても、基本はアマと変わりません。ただ、良い位置がとれなかった場合はやむを得なく、良い位置に移動しようとすることもあるのだと思います。

